悠新

足場関連の資格取得を目指す方が会社に行きながら合格するコツ

■レンタルしたスペースにて撮影を行っております。

足場の仕事では足場工事の業務に就くのに必須の足場の特別教育のほかに取得しておくとキャリアアップにつながる資格がたくさんあります。

 

しかし、仕事をしながら試験対策をするのはなかなか大変なこともあります。
そこで、足場の資格試験の効率的な試験対策の方法をご紹介します。

 

足場の資格の試験勉強の方法

資格の試験対策はいくつかの方法があります。

 

多くの方が足場の現場で働きながら対策をすることになりますので、自分に合った方法を見つけると効率よく勉強することができます。

 

テキスト・問題集を利用する

最もオーソドックスな勉強方法です。

 

テキスト、問題集は有名資格であれば書店に数種類販売されていますので、見やすいものを購入すると良いでしょう。
資格によっては資格試験を運営している団体がテキストと問題集を販売していることもあります。

 

日中仕事をしていて試験対策にあまり時間が取れない場合は問題集を主に使って勉強します。
問題集を解き、間違ったところをテキストで復習して理解を深めていきます。

 

DVDを活用する

DVDは講義を収録したものです。
テキストでの勉強は頭に入ってきにくい、という場合におすすめです。

 

DVDのメリットは繰り返し視聴できるところ。
聞き逃したところは何回でも戻って観ることができます。

 

また、かけっぱなしにしておけば音声で学習できるので、家事をしたり他のことをしながら繰り返し聴いて記憶に定着させることが可能です。

 

講座・セミナーに参加する

1人で勉強するのが難しいという方、生の講義の方が集中できるという方は講座やセミナーが良いでしょう。

 

受験する資格によってセミナー会社が授業を開催している場合もありますが、資格試験の運営団体が講座を開催している場合もあります。

 

また、資格によっては実技試験の講座が開催されていることがあります。
実技試験の対策は1人では難しいため、開催されている場合は参加しておくと良いでしょう。

 

暗記は色々な方法を使って覚える

資格試験では暗記も必須となります。
しかし、暗記が苦手、という方も少なくないでしょう。

 

暗記のコツは色々な方法を使ってさまざまな角度から脳を刺激してあげることで記憶の定着率を高めることが可能です。

 

例えば、紙に書いてみる、声に出して読んでみる、暗記カードを活用する、音声で聴く、などです。
1つの方法だけだと覚えにくい場合は複数の方法で取り組んでいくと良いでしょう。

 

過去問を繰り返しやると効果あり

試験対策の有効な方法として、過去問を使って対策する方法があります。

 

過去問というと、試験勉強の仕上げとして使う方が多いかと思いますが、まだテキストを覚えていない段階でも過去問を使って勉強すると効率よく勉強ができます。

 

使い方としては、直近の1年分の過去問以外の3年分程度を繰り返し解きます。
最初は制限時間関係なく解いてみます。

 

そして、間違えたところをテキストで復習します。
分からないところが多い場合は最初はテキストを調べながら解いても構いません。

 

ある程度問題に慣れてきたら制限時間を設けて解いていきます。
だんだん間違える場所が決まってきますので、その分野をテキストでしっかりと勉強します。

 

各年度最低でも3回ずつは解くようにしましょう。

 

そして、試験本番直前に直近の過去問を本番と同じように時間を測って解きます。

 

過去問を使うと時間配分も自然と身に付きますし、試験の傾向も掴むことができます。
是非過去問を活用して対策してみてください。

 

足場の資格の難易度

足場の資格の難易度は資格により幅があります。

 

合格率30%程度の難関資格もあれば、修了試験がなく講習をしっかりと受講すれば取得できる資格もあります。
資格にチャンレンジする際には事前に難易度を把握しておき、対策をしておきましょう。

 

足場の組立て等作業主任者

吊り足場、張り出し足場、また高さが5m以上の足場の組立て・解体・変更等を行う現場で指揮監督を行う際に必要な資格です。

 

作業主任者は2日間の講義を受講後、最後に行われる1時間の修了試験に合格すれば取得できますが、合格率はほぼ100%です。
講義の中で重要ポイントを教えてくれますので、講義をきちんと聞いていれば合格できます。

 

とび技能士

とびに関する技能を認定する資格です。

とび技能士は1級~3級まであり、1級は難関資格です。

 

2級からは難易度が高くなりますのでしっかりと対策する必要があります。

 

とび技能士は実技試験がありますので、事前に何度か練習しておき、対策する必要があります。

 

出題される課題の内容の難易度は高くありませんが、試験が7月中旬の暑い時期に行われますので体力的にきついというのが受験者の共通認識のようです。

 

120分間屋外での作業となりますので、体力面や体調面でも対策しておく必要があります。

 

玉掛け技能講習、玉掛け特別教育

玉掛はクレーン等で荷を吊る際にワイヤーロープなどを吊り荷に掛けたり(玉掛け)、外したり(玉外し)する作業で必要な資格で、足場では重要な資格となります。

 

資格の種類は「技能講習」と「特別教育」の2種類があり、技能講習は1トン以上、特別教育は1トン未満と定められています。

 

玉掛技能講習は2日間の学科講習と学科修了試験、1日間の実技講習と実技修了試験の計3日間行われます。
合格率は技能講習、特別教育共に95%というデータもあり、しっかり講習を聞いていれば合格できるレベルです。

 

フルハーネス型安全帯使用作業特別教育

高さ2メートル以上の現場で作業を行う場合、作業床を設け、その作業床の端や開口部等に囲い・手すり・覆いなどを設けて墜落を防止することが原則となっています。

 

しかし、こうした措置が困難な現場の場合、作業者に安全帯を使用させることが事業者に義務付けられており、業務にあたる作業者に義務化されているものがこの資格です。

 

フルハーネス型安全帯使用作業特別教育では学科と実技の講義のみで修了試験はありません。
定められた時間講義をしっかりと聞いていれば資格を取得することが可能です。

 

しっかりと対策すれば合格できる

足場の現場で働きながら資格の勉強をすることは確かに大変です。
しかし、早めにコツコツと準備を初めて対策しておけば十分合格できる資格も多くあります。

 

短い時間で合格に近づけるには効率的な勉強も大切です。
特に記憶を定着させるためには自分に合った方法で確実に覚えていきましょう。

 

社内で今後必要になりそうな資格には積極的にチャレンジしていくと良いでしょう。