ー足場の枠組みとは?工事現場を支える基本構造を徹底解説!ー
枠組み足場の基本を知ろう
建設現場などでよく見かける「足場」は、作業員の安全を守りながら高所作業を行うための大切な構造です。その中でも代表的なものが「枠組み足場」と呼ばれるタイプです。枠組み足場は、組み立てや解体がしやすく、繰り返し使用できることから、多くの現場で採用されています。今回はこの枠組み足場について、構造や種類、メリット、注意点までをわかりやすく解説します。
枠組み足場とは?
枠組み足場とは、主に鋼製の建枠(たて枠)とジャッキベース、交差筋交い(ブレース)、布板(足場板)などを組み合わせて構成される足場のことです。鋼管を溶接して作られたユニット型の枠を積み重ねていくことで、安定性の高い構造を形成します。
使用される主な部材
枠組み足場で使われる代表的な部材は以下の通りです。
* 建枠:縦方向の柱部分。作業床の高さを決める重要なパーツ
* ジャッキベース:足場の基礎となる部分。高さ調整が可能
* ブレース(筋交い):横揺れを防ぐための補強材
* 布板(足場板):作業員が乗る床面
これらの部材を組み合わせて、強固で安全な足場が完成します。
枠組み足場の種類と特性
枠組み足場にもいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。現場の規模や条件に応じて適切に選定することが大切です。
幅による分類
枠組み足場は建枠の幅によって以下のように分類されます。
* 610型(W-610):標準タイプ。住宅からビルまで幅広く対応
* 914型(W-914):幅が広く安定感があり、大型現場向け
610型はコンパクトで狭小地でも扱いやすい反面、作業スペースが狭く感じられることがあります。914型は作業性は高いですが、狭い場所では設置が難しい場合もあります。
高さによる分類
枠組み足場は高さによっても複数の型式があり、一般的には1700mmや1219mmのタイプが使われます。高さを変えることで作業位置の調整がしやすくなります。
枠組み足場のメリットとデメリット
枠組み足場には多くのメリットがありますが、一方で注意すべき点も存在します。導入を検討する際は、両面を理解しておくことが重要です。
メリット
* 組み立てと解体が簡単
* 耐久性が高く繰り返し使用できる
* 高所作業時の安全性が高い
* 安定した作業環境を確保できる
これらの特性から、長期間にわたる現場や高所での施工に適しています。
デメリット
* 重量があるため運搬に手間がかかる
* 狭い場所では設置しにくい
* 材料の保管スペースが必要
特に狭小地や短期間の作業では、他の足場タイプと比較してコスト面で劣ることもあるため、選定は慎重に行うべきです。
枠組み足場の安全対策
安全性が重視される足場工事では、作業時のリスクを最小限に抑える工夫が必要です。枠組み足場を使う際にも、以下のような安全対策が求められます。
安全帯の使用と点検の徹底
高所作業では必ず安全帯を使用し、使用前の点検も怠らないようにしましょう。フックのかけ方や着用の仕方によって、事故のリスクを大きく減らすことができます。
足場の点検とメンテナンス
枠組み足場は繰り返し使える反面、経年劣化による部材の損傷が起こる可能性があります。そのため、設置前・使用中・解体後の3段階でしっかりと点検を行うことが重要です。
作業員への教育・訓練
作業員が正しい方法で足場を扱えるよう、定期的な講習や安全教育も欠かせません。事故防止には人的スキルも大きく関わります。
まとめ:枠組み足場の基礎を押さえて現場の安全を守る
枠組み足場は、その強固な構造と施工性の高さから、多くの建設現場で採用されています。部材の特徴や組立方法、安全対策をしっかり理解することで、より効率的かつ安全に作業を進めることができます。現場に最適な足場を選定し、確実な施工と安全管理を心がけましょう。
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