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ー足場組立の安全対策とは?安全な現場管理の重要性を解説ー


足場組立は、鋼管を用いて高所での作業を支える工事です。この工事は、一般的に危険とは思われるでしょう。

実際、足場を使用する作業は高所で行われるため、重大な労働災害を引き起こす可能性があります。

このため、足場組立では事故を防ぐための「安全対策」が非常に重要です。

この記事では、足場組立の安全対策や、現場管理の重要性について解説します。

 

安全対策を求めるための法律

建設業界には、多岐にわたる職種が存在します。多くの建設会社は労働災害を防ぐために、事務所や現場には安全に関するキャッチコピーと労働安全衛生法のスローガンを掲示するなど、対策をとっています。

 

安全管理は日常からの意識が非常に大切で、現場で働く作業員は安全対策を怠らないよう、常に注意しなければなりません。

特に足場組立の場合、落下事故が発生すると重大な人命の危険が伴うため、その安全基準は法律で厳格に規定されています。

 

労働安全衛生法について

足場工事の安全対策では、労働安全衛生法を知っておくことが大切です。

昭和47年に施行された労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を守るために制定されました。足場に関連する条文として第559条があり、足場の材料は重大な損傷や腐食があってはならないと規定されています。

 

劣化した足場がもたらす危険性は明らかで、落下事故や資材の落下リスクが高まります。そのため、法律は足場の安全性を保証するために、損傷のない適切な材料の使用を義務付けています。そのほかにも、作業床のサイズや設置高さに至るまで、足場に関する規定が細かく定められています。

 

足場作業者にとっては細かい規定が多く面倒に感じるかもしれませんが、これは安全な作業を確保するためのものなので、法律を遵守して正確に足場作業を行うことが重要です。

 

労働安全コンサルタントの役割

建設現場では労災事故が頻発することが多く、場合によっては専門知識が豊富な労働安全コンサルタントへ、安全に関するコンサルティングを依頼することがあります。

 

足場の安全対策としては、平成21年に導入された墜落災害防止対策の措置が取り入れられており、現場の安全管理に強化が見られます。足場業者が毎日の作業を効率よく安全に進めるために、安全管理部門は専門家に委託することが作業負担の軽減につながるでしょう。

 

足場の安全管理では、「仮設安全監理者」としての専門家が点検と指導を行うことが一般的です。厚生労働省による規定では、足場の点検者は「十分な知識と技能を持つこと」と明記されています。

 

法律による委託の義務はないものの、足場の使用が多い業者は安全管理を外部に委託することが珍しくありません。労働安全コンサルタントに安全管理を委託すると、厚生労働省の基準に準じた専門家が定期的に足場の安全点検を行うため、現場の安全が確保されることが大きなメリットです。

 

足場の点検による安全対策の推進

足場工事の安全管理においては、定期的な点検が不可欠です。これまで法律や点検の重要性について説明してきましたが、具体的に厚生労働省が定める足場の点検とは何でしょうか。

 

ここでは、足場の点検についてわかりやすく解説します。

前述した通り、足場の点検は労働安全コンサルタントのような外部の専門家によって行われることがありますが、どのような人が担当するのでしょうか。

 

足場の点検では、以下のように4つの要件が設けられています。

 

1.足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受けた「足場の組立て等作業主任者」

足場の組立て等作業主任者は、足場工事に関与する上で必要不可欠な資格です。この資格を有し、点検を含む専門教育を受けた人は点検業務を行う資格があります。

つまり、足場工事を扱う企業は、自社で点検担当者を育成することが可能なのです。

 

2.労働安全に関するプロである「労働安全コンサルタント」

労働安全の専門家である労働安全コンサルタントも、足場の点検業務を行うことが可能です。厚生労働省により、足場の点検をする人は「十分な知識と技能を持つこと」と定められていますが、労働安全コンサルタントも該当します。

 

3.足場の設置や届出に関わる「計画作成参画者」

足場組立や解体を行う際、労働安全衛生法では、特に型枠支保工や高さが10メートル以上のつり足場などを60日以上運用する場合、労働基準監督署への事前届出が必要です。

届け出が必要な作業は、計画作成参画者の資格を有する者が担当しなければなりません。

 

計画作成参画者の資格には、1級建築士資格や労働安全衛生コンサルタントが土木または建築の試験に合格していることなどが含まれます。資格保持者は、足場組立などの安全衛生に関わる実務経験が3年以上あるか、厚生労働省認定の計画作成参画者研修を受けていることが必要です。

計画作成参画者の資格を持つ人は、足場の運営計画だけでなく、点検も行えます。

 

4.全国仮設安全事業協同組合・建設業労働災害防止協会による「資格取得講習受講者」

足場や建設業界の専門団体が提供する専門講習を受講し、資格を取得した人も、足場の点検を行う資格があります。足場の点検には、有資格者による徹底した管理が求められます。

 

組立、解体、点検の基本となる「足場の組立て等作業主任者」

足場の安全対策の基本である点検について述べましたが、足場の組立て等作業主任者はその他にも組立や解体に関しても中心的な役割を果たします。

 

足場の現場作業に携わるためには特別教育を受けることが必要ですが、作業主任者はさらに現場監督としての能力を高める国家資格でもあります。

 

この資格は労災事故の防止にも重要で、足場業務に長期間従事する場合は、取得するのがおすすめです。

特別教育を受けた方は、ぜひ作業主任者としてさらにスキルアップし、点検や労災防止に関する知識を深めると良いでしょう。

 

まとめ

この記事では、危険がともなう足場組立のさまざまなリスクと、安全対策や必要な資格について解説しました。

足場組立の現場には危険なリスクがあるため、現場と国とが協力して安全な作業環境を実現しています。

資格の取得や、外部団体の教育プログラムを利用することで、足場の安全性を向上できます。

島根県の足場工事は悠新にお任せ下さい。


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